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日下石の神楽
相馬神社例大祭(お神楽奉納)
 相馬地方の神楽の歴史は古く、人々が米を作るようになってから、五穀豊饒を祈願したり、豊作を感謝したころに始まり、相馬で神楽が一番盛んであったのは、天明のききん後の相馬復興に力を入れ出した文化・文政時代(西暦一八〇四〜一八三〇年)、それに続いて二宮尊徳先生の教えを受けた御仕法発業の時代(弘化二年、西暦一八四五年)であったといわれている。
 相馬の神楽での余興のお面は、昔から農民や職人たちの生活の中から生まれ育てられて来たものなので、能面とか歌舞伎面に比べ、至極土臭く素朴なものばかりです。
 日下石の神楽は、文久年間(西暦一八六一〜一八六四年)当時、日下石村で二宮仕法により開拓を行った際に用いた神楽であり、天慶元年(西暦九三八年)に信州諏訪の行脚僧である光雲がこの地を訪れた時に、笈をとめて社を立てた諏訪神社に由来しています。
 お頭は、村の文治という者が作ったと伝えられ、天然記念物に指定されている旧陸前浜街道の松並木の中でも、特に松脂ののった老松の根元の部分を用いたもので、重量もあり耐久性も優れています。
 神楽の奉納は、諏訪神社の祭礼日と御天王社の祭礼日に行われるほか、五穀豊饒の祈願を坪田大雷神社に、そして豊作の御礼を田神神社に行われます。
 また、毎年一月二日に地区の自治会の役員宅や、厄年になる人の家、あるいは前の年に家を新築したお宅などをまわって厄払いをしています。
 このお神楽は平成二年十一月十四日に、相馬市有形民俗文化財に指定されています。

 


涼ヶ岡八幡神社例大祭
(お神楽奉納)




お問い合わせ先


相馬市日下石字高根沢709ー2 TEL 0244-36-2910
連絡時間:19:00〜21:00
高 田  秀 徳


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