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日揮肉桂日記
 休止のようなもの中。


20040928

 ナショジオ10月号107頁のホッキョクギツネがとてもとてもとても可愛いです

 なんかやる気が急降下したので今日は一日だらだらしてました。
 明日は卵が安売りなので、それを買いに行ったらまた真面目におベンキョしよう。


20040926

 わたしはエラリー・クイーンが好きだけど、その著作を全部読んだわけではないのだ、と誰にともなくいいわけめいたことを呟きつつ。
 「心地よく秘密めいた場所」読了。エラリー・クイーン/ハヤカワ文庫HM。
 クイーン最後の著作、なのだそうで。あらすじは、まあとにかく大富豪がいて、大富豪には妻がいて、大富豪の妻の年齢は大富豪の1/3で、結婚生活五年を経ないと財産請求権が与えられないという状況下の五年目。エラリーさんを悩ませ執筆活動を滞らせ出版社を泣かせる殺人事件が起こるわけです。
 印象は、なんか枯れてるなと。強烈な狂気や悪意や理不尽さ、生々しさがない。つまらないということではなくて、淡々と乾いた感じなんです。わけわかりませんね。つまんないわけではないです。エラリーさん相変わらずかわいいしウカツだし。9にまつわる様々な蘊蓄は楽しいし。けど熱狂はありません。つまるところ、物足りない。まあ、そんな感じで。

 こんしゅうのちぇき。

9/27 「+ANIMA(9)」迎夏生/メディアワークス
「悪の生徒会長(1)」小笠原朋子/竹書房
9/29 「ローマ人の物語 ユリウス・カエサル ルピコン以後(上)、(中)、(下)」塩野七生/新潮文庫
「ブレーメンII(5)(完)川原泉/白泉社
「トゥインクルスターのんのんじー EX」竹本泉/白泉社
10/1 「はいぱーぽりす(10)」MEE/角川書店
「百鬼夜翔 霧が閉じる黄昏」友野詳/角川スニーカー文庫


20040922

 GBA版シャイニングフォース及びにガーヒーが届いたのでさっくり開封。
 SFの方、なんか見知らぬ人がいるんですが新キャラでしょうか。MD版のリメイク、なんだよね。まあ新要素があるのはいいことですが。チップの可愛ささえ変わらなければなんでもヨシだ。


20040918

 西川魯介の新作情報を更新。

 らいしゅうのちぇき。

9/22 「ラブロマ(3)」とよ田みのる/講談社
「フィラメント 漆原友紀作品集」漆原友紀/講談社
「エマージング(1)」外薗昌也/講談社
「トランジスタにヴィーナス(7)」竹本泉/メディアファクトリー
9/24 「私立彩陵高校超能力部(3)」石田あきら/ぺんぎん書房
「OZ DOROTHY(1)」宗田朋/ぺんぎん書房
「Under the Rose(2)春の賛歌」船戸明里/幻冬舎
9/25 「ゼロの使い魔(2)」ヤマグチノボル/MF文庫J
「DEATH SCYTHE 悪神狩り(2)」沢田翔/スタジオDNA
9/26 「多重人格探偵サイコ(10)」田島昭宇/角川書店


20040916

 いぬださんはライブドアと楽天のプロ野球参入を応援します。
 目玉付きヘルメットに一目惚れして以来(「ガッチャマン」ヘルメット、というのは正式名称ではないのかな。かわいいのに、どうして使われなくなってしまったのでしょう)のホークスファンなので、昨今の騒動は胸が痛むのよ。
 早々にどうにかなって欲しい。出来れば全ての球団が存続する形で。

 つーかね、巨人戦以外を放映しないTV局にも問題ないですか。パ・リーグの中継もしてけれー。最近こそ日本シリーズで勇姿が拝めるようになったけど、ホークス昔はドベまっしぐらだったからプロ野球ニュースで結果聞くだけだったんじゃー。がう。


20040914

 「きみのためなら死ねる」(要FLASH、音有、ナローには重いかも、しかし聴け)。
 DSごと買ってしまいそうです。

 「和時計の館の殺人」(芦辺拓/光文社文庫)読了。
 趣味人であった亡き前当主によって和時計で埋め尽くされた田舎の旧家天知家。弁護士森江春策は、遺言状の公開を行うためそこを訪れる。しかし遺言書を朗読した夜、相続人の一人が殺され、ついで天知家主治医が刺殺体で発見された。遺言書の内容は特異なものではなく、それが殺人を引き起こしたとは考えにくい。そして更に起こる凶行。一体誰が、なんのために。
 事件のキモでもある和時計、これの蘊蓄がまず非常に面白いです。歴史や原理、時間の概念とそのカウント方法について等、たまにややこしくて図解が多めに欲しくなるところですが、面白かった。それ以外についても、芦辺拓なので、とかいってみたり。後味が悪くないのはいいよね。

 面白い、というのは、伝えるのが難しいです。どう面白くなかったか不快だったかつまらなかったかについては多弁になれるのだけど、どう面白かったかというのは苦手なんだよなあ。性格が悪いっつうことかしらん。面白かった。それで終わってしまうよ。あー難しい。


20040912

 「放浪探偵と七つの殺人」(歌野晶午/講談社)読了。
 事件あるところに現れたり居合わせたりする大学生信濃譲二の推理譚七編。なんつうか不快な奴です信濃譲二。よってつい犯人側に同情。面白いんだけどしんどかった。むーう。

 素っ頓狂だったり嫌味な探偵は寧ろ好きなんですが、信濃譲二は不快だった。オールシーズンタンクトップにビーサン髭もヤなんだけど、なんだろう。とにかく不快。同作者の「家シリーズ」は彼が探偵役だそうなので、回避が無難かなーとか思ってみたりしてみたり。
 「嫌な奴」て基本的に嫌いじゃないんだけど、「不快な奴」はどうしようもないなあ。探偵役の好き嫌いだけで避けるのってもったいないしアホなんだけど。

 こんしゅうのちぇき。

9/14 「メトロポリスに死の罠を」芦辺拓/双葉文庫
9/15 「渋谷区円山町」おかざき真理/集英社
9/16 「かりんと。(2)」THE_SEIJI/秋田書店
「文鳥様と私(6)」今市子/あおば出版
9/17 「School Rumble(6)」小林尽/講談社
「犬夜叉(37)」高橋留美子/小学館
9/18 「アリアンロッド・リプレイ(2)」菊池たけし/富士見書房ドラゴンブック
9/中 「街童子」高橋葉介/朝日ソノラマ
「詩人達の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/創元推理文庫


20040907

 西川魯介の作品リストを更新。あと、備考になんか追加。単行本収録率けっこう高いですね。


20040906

 「ある閉ざされた雪の山荘で」(東野圭吾/講談社文庫)読了。
 舞台稽古のため乗鞍高原のペンションに集められた劇団員の男女七人。オーディションの合格者である彼らは、脚本家の手紙から、これは脚本が完成していない推理劇のための特殊な舞台稽古であり、「雪の山荘」に閉じこめられた宿泊客として四日間を過さなければならないことを認識する。ところが、現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの中に疑惑が生まれる。本当にこれは芝居なのか、ただの舞台稽古なのか。
 雪の山荘ふたひねり、くらい。法月倫太郎の「謎解きが終わったら」を読んで(但しネタバレ部分はすっ飛ばしました。これ以降〜と注意書きがあるのって素晴らしい)かなり気になり読んでみたのですが、非常に面白かった。ハラハラドキドキ、ではなく、しんみり切なく。嵐の孤島雪の山荘シチュエーションが好きな人にもそうでない人にも、強くお奨め。

 こんしゅうのちぇき。

9/7 「海洋奇譚集」ロベール・ド・ラ・クロワ/知恵の森文庫
9/9 「オヤユビヒメ∞(2)」藤枝とおる/秋田書店
「やじきた学園道中記(24)」市東亮子/秋田書店
9/10 「ビートのディシプリンSIDE(3)」上遠野浩平/電撃文庫
9/上 「サム・ホーソーンの事件簿(3)」エドワード・D・ホック/創元推理文庫
「天然!絶滅ヒーロー!!(2)」氷堂涼二/新書館


20040904

 今日はジョルジュ・シムノンの命日なのだそうですよ。

 それはともかく、「ヴァン・ヘルシング」を観てきました。
 息もつかせぬ、という言葉がぴったりな感じ、ゴージャスでいかにもな娯楽大作で非常に楽しめました。ラストの夕陽映る雲間のアレはいかがなものかと思いましたが、もうちっとこう上手い演出というか表現方法がなかったのかヨ! とひっそりつっこみましたが、んでもとても面白かった。もうポンポンいっぱいです。

 「続あなたの隣の「怖い噂」 都市伝説は進化する」(宇佐和通/学研)読了。
 様々な種類バリエーションの都市伝説と、それについての考察や蘊蓄を少々、の続編。少し怖くてキモくて痛くて面白いです。
 インパクトの強かった都市伝説を一つ。

 子供が不審な死を遂げました。レントゲンを撮ると、頭蓋骨と頭皮の間に蟻がうじゃうじゃいました。子供の食べかす目当てに集った蟻が耳から進入しそのまま巣くってしまったようでした。脳の中には蟻の巣が出来ていたそうです。

 ふぎゃー。かゆいかゆいかゆい。


20040902

 さて9月ですがわたしはただいま無職です。試験勉強に専念するため仕事を辞めました大嘘です。人生って色々で面白い。

 それで暇に飽かせていやマジで暇を飽かせると来月泣きを見ることになるんですがまあ気分転換ということで積んでたリプレイ本など読破してみました。
 ではひとこと感想など。

 「召還ムスメと地下迷宮!」「同2」。
 結構面白かったんだけど、続刊は出ないんだろうか。あとがきの「(ひょっとしたら続き、でないかも)」が悲すいわ。
 「アルセイルの氷砦」「リーンの闇砦」「フレイスの炎砦V(上)」「同(下)」。
 セブン=フォートレス・リプレイをまとめて。なんつうかこう、無駄に壮大すぎ。いつでもどこでも気軽に世界危機、みたいな。面白いし爆笑の嵐なんだけど、重いなあ。
 「呪われ剣士と夢の島」。
 六門世界RPGリプレイシリーズ第2弾、ということは、やっぱ召還ムスメの続刊はなしかー。むう。それはともかく、スプリガンが可愛いすぎです。
 「ロマール・ノワール」。
 初心者GMでも大丈夫、というのがコンセプトだってのはわかるんだけど、なきごとがかなりうっとうしい。監修のさじ加減がいまいち、ってことかな。まあ、続刊に期待。


20040831

 先日(つっても結構前だけど)の金曜ロードショーからこっち「ルパン三世」にはまった甥っ子くん四歳に昔録画したTVシリーズの新ルパン(とびとび)を貸たところ、更にはまったらしく「おーとこにはーじぶんのーせかいがーあるー」と唸り声が。「不二子ちゃん好き?」と聞くと笑って逃げる彼は、ルパンが一番好きといいながら「るぱーんたいほだー」ととっつぁんのモノマネをしてくれます。いいのか四歳児。

 こんしゅーのちぇっく。

8/30 「ユリウス・カエサル ルビコン以前 ローマ人の物語(上)、(中)、(下)」新潮文庫/塩野七生
「インド夫婦茶碗(4)」流水りんこ/ぶんか社
「ふしぎの森のマルシュ」カサハラテツロー/学習研究社
8/31 「マシュマロ通信(3)」山本ルンルン/ジャイブ
9/1 「でたまか 霜降暗夜篇」鷹見一幸/角川スニーカー文庫
「忘却の旋律(5)」片倉真二/角川書店
「オリオン街(1)」山本ルンルン/ジャイブ
「愛のうずしお」山田ミネコ/宙出版
9/3 「BLEACH ブリーチ(14)」久保帯人/集英社
「民明書房大全」宮下あきら/集英社

 金銭的に苦しい昨今なんですが、いつか潤ったときのためにチェックだけはしとこうかと。じゃねーと忘れるし或いは間違ってダブって買ったりするし。


20040826

 西川魯介の新作情報を更新。


20040825

 増えました
 ヅラとか服とか、顔なし着せ替えパーツのみのものをもっと出して欲しいなあ。特にヅラ。ポニーテールとかツインテールとか、ロンゲのウェーブかかってるやつとか。あるいは頭に付けるギミックがもっと欲しい。ベレー帽とか、野球帽とか。とかとか。


20040823

 「おお振り」2巻をダッシュでゲット。「一緒にベンチに帰ろうぜ!」−「せめてベンチ中でおちこめよな!」辺りの雰囲気が凄い好き。なんか、胸の奥のしこりが溶けるような。安心するというか。ううむ、ひょっとしてわたしは、三橋のオカンモードで読んでいるのだろうか。

 上下巻同時刊行の某文庫本を購入したところ、カバーは確かに上巻下巻なのに中身は両方上巻でした。なーんじゃそら、だ。交換しに行くの面倒だなあもう。


20040822

 優勝旗が白河の関どころか津軽海峡越えましたね、甲子園。すごい。あー、なんか妙に嬉しいな。

 こんしゅうのちぇっく。

8/23 「BREAK-AGE EX ロアゾオ・ブルー(7)」鍋本ちぇいある/ファミ通文庫
「セブン=フォートレス リプレイ フレイスの炎砦V3(上)(下)」菊池たけし/ファミ通文庫
「おおきく振りかぶって(2)」ひぐちアサ/講談社
8/25 「神様家族(5)」桑島由一/MF文庫J
8/26 「水色童子K.K.(1)」名香智子/小学館
8/27 「よみきりもの(7)」竹本泉/エンターブレイン
「DARK EDGE(12)」相川有/メディアワークス
「アニメがお仕事!(1)」石田敦子/少年画報社


20040817

 今年のお盆休みは見事に土日を挟んでシケてましたよっと。
 まあ、長かろうが短かろうが、だらだらしてるだけなんですが。そりゃもう全力でだらだらと。

 こんしゅうのちぇき。

8/19 「10年スフレ(上)(下)」鴨居まさね/集英社

 あとMさんへ。四つ足のアレはお察しの通りポケモンです。フシギバナといいまして、緑プレイ時のアテクシのラブリーですよん。


20040811

 「ほしがりエンプーサ」攻略メモキャラ別攻略コンプリートー。というわけで、そのうちデータ集とか作るかも知らんけど、ひとまず終了。

 主従の誓い


20040810

 「ほしがりエンプーサ」攻略メモに追加。風紀委員さんと図書委員くん。これで残すはお嬢様ただ一人だー。


20040808

 西川魯介の作品リストを更新。

 こんしゅうのちぇっく。

8/9 「バジリスク(5)(完)」せがわまさき/講談社
8/11 「ピアニシモでささやいて 第二楽章(1)、(2)」石塚夢見/講談社
8/12 「ヨーロッパの世界遺産(4)ドイツ・オーストリア・チェコ・ハンガリー」講談社/講談社+α文庫
8/中 「墨野ん家の事情(6)」オオノサトシ/朝日ソノラマ

 そういや「クトゥルフの呼び声TRPG」最新版が発売決定だそうで。
 遊ぶアテはないんですが、買うしかないでしょう。


20040805

 観月ちんと九条ちんをクリアー、というわけで、「ほしがりエンプーサ」攻略メモに追加ー。ゲーム日記。堅物少女と不良少年カポーはベタなんだけどやっぱいいですね。


20040803

 「伝説と俗信の世界 口承文芸の研究II」(常光徹/角川ソフィア文庫)読了。
 「学校の怪談」とは打って変わり、古来から伝わる伝統的な迷信俗信についてのレポートです。昔話の構造、伝説の背景、俗信の三章からなっておりますが、無理な解釈や類推はなされず、ただ淡々と事例をあげ堅実に考察を述べる姿勢がいいかんじ。資料斯くあるべしだわ。
 読みやすいとはいい難いんですが、まあ元が論文なので、しかし特に俗信迷信の章は身近な事柄でかなり興味深く、面白いです。夜グモ朝グモについての伝承とかね。夜グモは不吉、くらいの認識はあったけど、地域によって不吉さ加減がかなり異なるし吉兆とする所もあるのだな。まあ、そういったものに興味のある方には、おすすめ。

 ゲーム日記、ほしがりエンプーサ。
 風紀委員・佐奈ちんで不良少年を落としにかかるも、パートナーになった後イベントが起きずそのままゲームクリアー。勝利したけどパートナーエンドは見れず。あうう。場所が悪いのか他になんか条件がいるんか、よくわからないので再チャレだー。くう。


20040802

 昨日は余りにも暑かったのでエアコン部屋で読書三昧してました。

帝都東京殺しの万華鏡 昭和モダンノンフィクション事件編」(新潮文庫編集部編/新潮文庫)
 昭和7−20年に発行されていた月刊誌「日の出」に掲載された記事12編。但し、うち4編は刑事・裁判官の座談会及び法医学についての談話で、事件記事は8編となります。
 元警視庁刑事がかつて係わった事件について自ら書き下しているものが多いのですが、素人が書いているとは思えないほど文章が粋。玄人女の痴情のもつれが云々とか身請けした女に情夫が云々とか、内容が内容だっつうのもあるとは思うんですが講談でも聞いているかの如き印象でとても面白いです。「私は花見がてらスリでも捕まえてやろうと思って、仕立て下ろしのセルの単衣に、捕縄一本を懐中(ふところ)にねじ込んで、(中略)帰途についたのは、夕陽は既に落ちて、西の空がセピア色に暮れかけている頃だった。」(「樽漬の生美人」より)とかね。

殺戮者は二度わらう 放たれし業、跳梁跋扈の9事件」(「新潮45」編集部/新潮文庫)
 サブタイのネタが尽きてきた感のあるノンフィクション集第4弾。非常宿命必然からいきなり跳梁跋扈て。四文字熟語て。いで、解説は雨宮処凛さんです。
 このシリーズは悪趣味な野次馬根性で愛読しているわけですが、読後は非常にやるせなくなったり怖くなったり悲しくなったり怒りを覚えたりするわけです。で、今回は怒りが顕著でした。名古屋「アベック」殺人事件の犯人達のその後に、特に。
 かの人殺し達はもうとっくに刑を終えて、賠償金未払いのままバックレ、結婚したり子供作ったり日々の生活に追われ被害者の墓参りをする暇はないそうですよ。被害者遺族に直接謝罪をしようとしたものはいないそうですよ。事件を振り返るのは「後ろ向き」なんだそうですよ。そのくせ、自分の娘がもし同じ目に遭わされたら、「許さないと思う」とのことですよ。ちゃんちゃらおかしいわ。

牧逸馬の世界怪奇実話」(島田荘司編/光文社文庫)
 今は亡き教養文庫では全四冊の刊行だった「世界怪奇実話」から14編を抜粋再編集したもの、ですかね。島田荘司氏による牧逸馬伝「めりけん・じゃっぷ 牧逸馬の謎」付き。
 どうせならまんま復刊して欲しかった、或いは分冊するなりして全編を収録して欲しかったんですが、まあ入手が非常に容易になったということで。
 しかし各編の改題は頂けないです。無粋です。確かに今となってはピンとこないタイトルもありましょう。けど、読めばわかることですし、タイトルだけで興味を引くのであればむしろ分かり易いサブタイを附記するなどでいいのでは。それが、「まんまなタイトル+サブに原題」という形式は、ちと興ざめです。「女体を料理する男」では判り辛いから「切り裂きジャック――女体を料理する男」に改題、というのは読者をバカにした話であると思うですよ。「女体を料理する男――切り裂きジャック」ならまだ許せるんだけど。
 些細なことなんだけど、判って欲しかったよ。

 ついでにメモ。
 教養文庫の「世界怪奇実話」シリーズは、「1 浴槽の花嫁」「2 血の三角形」「3 街を陰る死翼」「4 親分お眠り」で、全34編。



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