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「歌う首の少女」についての覚え書き



 元々は、知人が作る冊子に掲載する、ということで書いたものです。FTっぽい短編小説、という注文で。ほんでその冊子の話がどうも立ち消えになったみたいなので、ノーマルエンドとバッドエンドを追加してノベルゲームに仕立て上げてみました(20031119/html版追加。リンクによるゲームブック形式で)。


* 世界観
 大半が砂漠である大陸があって、水沿いにへばりつくように人々は生活をしている。砂漠の中に<塔>があって、人々の輪からはじき出された異能者達が集まっている。で、それを巡る戦乱があっていろいろわやになって。平和になったものの、荒れた国土と異能者を恐れる空気は残った。やがて一〇年の歳月が流れ、といったところ。
 というげっちゃありがちな設定のもとに呑気なライトFTを書こうという試みを昔していて、まあ気力が無くて放置して早ン年なんですが、その舞台と若干のキャラクターを引っ張ってきてみたのでしたよ。ちなみにありがち設定わたしは大好きです。特に塔とか塔とか塔とか。
 ところでこの世界は、ン千年だかン万年だかの時を経てどっかん大爆発し現在のアステロイドベルトになりましたとさ、というSFライクな裏設定も作っていたり。なにをしたかったのさ当時の自分。


* テール
 なんら特筆することのないごくごく普通の青年。投げやり。いろいろ達観。風変わりな相棒を持つことになった経緯は、たまたま。優しい訳でも気が弱い訳でもなくただの面倒くさがりで、対イナフロアとの口論は全戦全敗。多分、女系家族のただ一人の男子だったと思われる。
 語り手なのだけど、好奇心弱く詮索せず自己完結しちゃう、とあまり語り手向きではない人です。謎を謎のまま放置しちゃう人間は書くの楽なんでよく使う手ですが。

* イナフロア
 いろいろわけありっぽい生首少女。わがまま気ままで、現況は割と自業自得。
 引っ張ってきたキャラクターで、まあいろいろ背負ってます。よけいな設定ありまくり。最初はヨナカーン宜しくお皿に載ってましたが、不便なので飛んでみました。


* レベイユ&ルシーディア
 いかにも背景背負ってそうですが、こっちはこの話のために急遽拵えた方々なので全く考えてありません。
 知人の「ルキア」ことアルキミアはイナフロアに同じアレで、穏やかじゃない因縁とか色々あるんですが今となっては遠い日の花火です。


* チェラート
 無個性悪役。物欲悪趣味親父。造形が浅いですね。いかにも、な線を狙ってみました、ということで。ノーマルエンドだとただのおっさんですね。


* エンディングについて
 バッドエンドがとってつけたようなモノなのは、ほんとにとってつけたモノだからです。でもバッドエンドその2は結構好き。ノーマルエンドはトゥルーの簡易バージョンですね。日常は続き、世は全てこともなし。


* ストーリーについて
 小説体裁だったのを読んだ友人曰く、TRPGのシナリオみたい、と。でも実際TRPGのシナリオにしたら1時間で終わっちゃう超小ネタになること請け合いかと。バッドエンドその2を救出するシナリオならありかもしれません。テールとイナフロアが囚われのNPC。レベイユが依頼主。


* ネーミングについて
 某タイルカタログからとりましたトホホ。タイルや石の商品名というのは生産地やらの絡みでかラテンでアラブなステキネーミングが多く、大好きなんです、わたしが。石のカタログとか、見るだけでも楽しいですよ。

* 背景画像について
 現場写真を流用……いや、だって撮ったのわたしだし。著作権もわたしに帰するんじゃないかなーと。旅行先で撮った写真を取り込んだヤツも若干あります。なにがなにに役立つか分かったもんじゃない。


* ちなみに、
 原型に一番近いのがトゥルーエンドです。「→泊まる →退去する →信用する」でゴー。まあ、エンド直結の選択肢しかないので、簡単にわかると思いますが。



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