仮称 ESPERTO SPETIALE BLU (作者のDELTAの名前)の走行インプレッションです。

ESPERTO秘密工場にて改良していただきました作者のDELTA、
完成後の慣らしとして1万km走行し終えたこともあり走行インプレッションなどを、
ボキャブラリーの貧困な作者ながら書かせていただきたいと思います。

まずドアの開閉音。
「バシャッ」というイタ車独特の開閉音にシッカリ感が加えられており、
ボディ補強の成果が早速感じられます。

キーを捻りエンジンをかけると、明らかにスムーズなアイドリング音。
バランサーシャフトを外しているにもかかわらず嫌な振動もありません。
アイドリングに微塵のばらつきもなく、安心感があります。

ギアを入れ発進してみるとまず感じるのが「あれ?車が軽いのかな?」という錯覚。
これは低回転域でも十分にトルクを感じられるようになったエンジンと、
エンジンパワーを逃がさずにタイヤに伝えられるようになった絶妙なボディによる影響。
「軽い」のではなく「軽やか」になったというのが正解かもしれません。

アクセルを踏み込むと、1800回転ぐらいからタービンが目覚め始め、
3000回転に差し掛かる頃にはすでにMAXまでブーストがかかっており、
そのままにレッドゾーンまで一気に回ります。
ノーマル状態の踏み込んでからターボゾーンに入ったときの「ドン」とくる加速感ではなく、
極々自然に加速していく感じです。
「ドン」と来ない分始めは加速感が無いかのように思いますが、
ターボラグの無い分実際の加速度は大きく向上しているのがわかります。
フィーリングとしては3.0〜3.2リッターくらいのNAエンジンのような加速感です。

エンジン特徴としてもデッドスポットになるような回転数域がなく、
街乗りや高速走行、様々な速度域自然な加速が得られます。
例えば高速道路でブーストのかかっていない5速3000回転程度、
1○0kmで走行中に追い越しをかけても、アクセルを踏んだ瞬間からスッと加速が始まるのです。

ワインディング走行時はボディ剛性アップにより、
2BOX車特有のフロント部分と居住部分ネジレ感が無くなり、
4輪全ての接地感がよりダイレクトに伝わるようになりました。
足回りは未変更のため劇的な回頭性の変化はありませんが、
エンジンのレスポンスが非常に優れているため、
アクセルの入力量での姿勢の調整が以前より容易になり、
非常にコントローラブルな印象を受けるようになりました。

簡単ではございますが、以上が作者の走行インプレッションとなります。
ESPERTO再入庫の際にでも他のDELTA乗りの方々にも乗ってみていただいて、
また違ったインプレッションなどを頂ければ掲載していきたいと思います。